さめたコーヒー

kbaba1001's blog.

「女装して、一年間暮らしてみました。」を読んだ

女装して、一年間暮らしてみました。

女装して、一年間暮らしてみました。

内容はタイトルの通りで、男性が女装して1年間生活してみたという実験の記録。 性同一性障害やゲイではなく、「男性であることの不自由」を理由に女装を始めるという点が他の事例と異なるように思う。 一方で、この理由は一番親しみやすいようにも思う。ありそうでなかった話かもしれない。

筆者はドイツ人で、元芸能関係のプロデューサ。身長も180cm(うろおぼえ)くらいで長身。 女装したことで、周囲の人間から冷たくされたり、逆に女性友達が増えたりといった生活の変化が興味深い。

かなり主観的な本なので、客観的学術的な汎用性はないが、それが返っていいような気がする。

僕の感想としては、この筆者はかなり好奇心が旺盛で、変人気質の強い人のように感じた。 僕も同じタイプなので思考のプロセスが近い感覚があって読みやすかった。 でも変人気質が強い人はマイノリティだから、この本の道筋がわかりづらいと感じる人も多いだろう。

筆者はもともと女性にもてる人で、「男性らしい振る舞い」もかなり体得しているように思う。 一方で、そのような振る舞いを行うこと、求められることへの疲れもあり、それから自由になるために女装をはじめたという側面もある。 「男性の開放」という言葉でこれは語られている。

男性の哀愁とでも言おうか。日本で言えば川端康成が書くのがうまいような、男のネガティブな部分をテーマにしつつ、女装をすることで女性についての理解を深めようとする。 筆者のなかにある女性と向き合い、自分自身が男性と女性の違いがあまりないという考えに至り、男性でも女性でもない自分を肯定することで終わる。

一方で女性の社会進出に関しては男性が今のポストを空けるべきだと話している。これは僕が最近考えている「地方創生よりもまず地方破壊」に近い考えで、結局一般論としてマイノリティがのし上がる最短の方法はマジョリティに席をあけてもらうことなのかもしれないと思ったりした。

この本は感想が難しい。主観的な本だから、僕としてはただ読むだけでこの本を受け入れたい。 つまり、もし友達がある日女装して僕の前に現れて、その女装論について語られたときと同じ反応をすると思う。 そうなった場合、僕は多分はじめ少し驚いて眉を釣り上げる。でもいつものようにコーヒーを入れて、お茶菓子を出して話を聞く。 で、相手が一通り話し終えたら「そうなんだ」という。それで終わり。

僕は人の話を否定もせず肯定もせず聞くのが好きだ。 大衆は誤解しているみたいだけど、人間同士は話し合って分かり合えるものではない。人間同士は理解し合うことなど出来はしない。 ”理解” とはロジックに対して使う言葉だ。人間は理路整然とはしていないし、論理的でもない。だから理解などできない。

相手が何を言っているのかわからないのが当たり前の世界に僕は生きている。 この本が主張していることの数%も僕は理解できていない。 ぼくも女装すればわかるのかもしれない。 そのくらいこの本はロジックより主観に重きを置いている。

でもこの本は面白い。素晴らしいと思う。

だから読んでくれ。たぶん人によって感想は全然違うだろうけど。 僕はマイノリティの生き様を感じた。そういう部分に共感した。

ひたすら映画を見ている

引っ越しが終わらないことにはいまいち何もやる気になれず、ただひたすら動画を見ている。NetflixAmazon Prime Video、dアニメストアYouTubeをローテーションしている。

特に言いたいことはないが、リハビリがてら記事にする。

見た映画

タッカーとデイル

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ホラーコメディ。最高だった。 さえない田舎男2人がキャンプに来た大学生グループから殺人鬼だと誤解される話。 結果的にさえない田舎男がパリピを殺してしまうのがとてもいい。 13日の金曜日とか悪魔のいけにえとかをオマージュしてる感じもいい。

エスター

http://www.amazon.co.jp/dp/B00FIWMXGE/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_ZALSAb6B9QN24

有名だけどみてなかった。オカルトホラーかと思ったら違った。 サイコパスロリ映画。エスターがかわいい。 金槌で襲い掛かってくるエスターがかわいい。 目的のために手段を選ばないエスターがかわいい。 途中、耳が聞こえない妹(マックス)がエスターになついているから、そのままエスター2号になるのかと思ったけど違った...。 マックスは耳が聞こえず手話や口唇術でやり取りすることが色々なシーンの鍵になっているのもなかなかいい。

どのへんでエスターが変な子供だと思い始めるかが人によって分かれそう。 現実的に考えれば、頭のいい変人属性高いの子供を、凡人夫婦が引き取ってしまったミスマッチのような気がする。 このようなミスマッチはシェアハウスでは日常的にあるし、自分と異なる考え方をする人間をどの程度許容できるかというリトマス試験紙的な使い方もできる気がする。

ザ・ボーイ

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エスターをみたあとで、同系統の映画をみたくなって見つけたのがこれ。

チャイルド・プレイ』とか『マジック』みたいな感じかと思ったが違った。 ある意味、人形愛みたいなものが強い作品かもしれない。 人形は愛でられるものという気持ちがあるような気がする。

ストーリーや不気味さはいいんだけど、怪物としての強さはホラー映画最弱なんじゃないかと思うくらい弱い。 終盤、もう残念なくらい弱い。こーきちゃったかー、とさえ思う。

ジェラルドのゲーム

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面白い。ありがちな気もしなくもないけど面白い。と思ったら原作がスティーブン・キングだった。気にいるわけだ。スティーブン・キング大好き。 訳あって女性がベッドに手錠で繋がれてしまって、なんとか脱出しようとする話。徐々に絶望感が増してくる感じが良い。 限界状態で現実と空想の区別がつかなくなってきたり過去のトラウマが蘇ったりする展開も丁寧な気がする。スティーブン・キングはそういうの好きそう。

ただ、ベッドの柱はいくら何でも体重かければ折れるような気がするし、iPhoneも電池切れてるなら充電すればいい気がするけど、まぁダメなんだろう。

ルーム

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ホラーではなくサスペンス。 7年間監禁されている女性が、その間に産んだ5歳の息子と一緒に生活している話。 監禁生活から脱出した後が描かれているのが珍しい。

ただ、この映画は フリッツル事件 - Wikipedia という実際の事件を元にしているらしい。現実はかなり胸糞悪い。 日本の 尊属殺法定刑違憲事件 - Wikipedia に似ている...。

GODZILLA (アニメ版ゴジラ)

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このゴジラ強すぎでは...。 ゴジラが強すぎて人類は宇宙に逃げ出してしまっていて、なんとか地球を取り戻そうとして再び戦うという話。

アニメの製作会社が同じなので、シドニアの騎士のアナザーストーリーだと思ってみていた。 そういう意味では BLAME! も最高なので見てくれ...。原作の1億倍わかりやすい。

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飢えた侵略者

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ゾンビ映画。ゆっくりと絶望していく。 『セル(小説しか読んでない)』とか『ミスト』とかに近い気がする。

ゾンビたちに知能があるのかないのかよくわからない。何かに支配されているかのような感じがセルっぽい。

特別めちゃくちゃすごい山場があるわけでもないが、ただじっくりと死ぬ。

インド・オブ・ザ・デッド

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絶対、ゾンビが踊ると思っていた。スリザーみたいなインドゾンビダンスを期待していた。 ちくしょー!そういうのなかったよ!!

ゾンビ・マックス 怒りのデス・ゾンビ

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邦題が狙いすぎだが、面白かった。 マッドマックス感もなくはない。

ガソリンが使えない、ゾンビが燃料を吐き出す、などの設定が面白い。 途中から主人公の妹がチート能力に目覚めるのもいい。

iゾンビ

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ドラマ。ホラーミステリー。すごい好き。ゾンビものはこのくらい緩いほうが好きかもしれない。 1話完結のストーリーなのもテンポが良くていい。

主人公がゾンビになってしまって、人間の脳を食べるようになるのだが、脳を食べるとその人の記憶や性格が乗り移るのでそれを使って事件を解決するという話。

シーズン3くらいまであるらしいんだけど、日本のNetflixではシーズン1しかない...。続きやってくれ。

サンタクラリータ・ダイエット

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ゾンビコメディ。緩いゾンビ物なのでとても好き。 こういうグロコメディって日本だとやらないよね。 『永遠に美しく』が好きな人は好きそう。

ゾンビ物の条件として、「感染」「人を襲う(食べる)」「グロ」は欠かせないと思っていてコメディであってもこれを外さないあたりこだわりを感じる。 日本だと『さんかれあ』がゆるゾンビものなんだけど、上記の条件を外していてもはやゾンビっぽくない。

3/23からシーズン2はじまるらしいので楽しみ。